― 2014年 新年企画 ―

神子への年賀状がテーマです。
ほとんどセリフのみですので、
シチュエーション、背景などは、ご想像のままに。




平 知盛 ・ 銀


「年賀状……? 
クッ……文ですませるとは……神子殿は冷たい……な。
新玉の年に俺の幸を祈るというなら
○▼◇×凵c…◆□●△……。(←伏せ字がふさわしい表現)
俺はいつでも……お前を待っているんだぜ、神子殿?
それとも、俺の気持ちを知って煽っているのか?」

「兄上、そのように考えずともよいのではありませんか。
神子殿の世界では、年賀状は広く行われている慣わしと聞いております」

「内裏で行き交う飾り立てた歌と同じ……か。
回りくどいことだ」

「兄上はお気が進まぬようですが、
私は神子様に年賀状をしたためることにいたします」

――謹んで新春のお慶びを申し上げます。
神子様が幸多き一年を過ごされますよう、
心からお祈りすると共に………以下、甘い言葉多数

「……できました。
では、ぽすとに投函して参ります」

「ならば……これも、持って行け」

「兄上、これは……?」

「神子殿へ………俺からの……賀状だ」



回りくどいのはどちらですか、
そもそも、いつの間に年賀状を書いたのですか、と問い詰めたいけど、
新年早々斬られそうであります。

2014年お正月企画

[泰明]  [3青龍]  [1+3朱雀]  [3白虎]  [知盛・銀]


[3オールキャラ]  [1&2&3コラボ]  [小説トップ]


2013.01.01 筆  02.27 [小説]に移動