神子への贈りものがテーマです。
同じ四神同士の会話で、ほとんどセリフのみですので、
シチュエーション、背景などは、ご想像のままに。
ドタドタドタッ!
「詩紋! いるか!?」
「あ、イノリくん!」
「あーよかった。
待っててくれたんだな。
先にあかねんとこ行っちまったかと思ったぜ」
「そんなことしないよ。
一緒に行こうって約束したんだから」
「遅れてごめんな」
「ううん、大丈夫だよ。
お菓子も今できたところなんだ。
イノリくんのは、どう?」
「このイノリ様が作ったんだ。
もちろん、ばっちりだぜ!
……って言いたいけど
ふぉおくってのは、こんな感じでいいのか、詩紋?」
「わあ! すごいよ、イノリくん。
柄は木製にしたんだね。
うん、この方が持ちやすくていいと思うよ」
「そっかあ。よかった。
がんばった甲斐があったぜ」
「あかねちゃん、きっとすごく喜んでくれるよ。
やっぱりケーキはフォークで食べた方がおいしいと思うんだ」
「おう、詩紋の菓子はいつだって美味いけどさ、
どうやって食べるかってのも大切だもんな」
「お菓子は包んだから、もう準備はできてるよ」
「じゃ、すぐ行こうぜ」
「うん! ちょっとでも早く、
あかねちゃんにボクたちからの贈り物を渡したいものね」
「あかね、どんな顔するかな。
オレ、すっげーわくわくする」
「ボクも!」
「いい正月だな」
「あ、言い忘れてた!
あけましておめでとう、イノリくん」
「あ、オレもうっかりしてたぜ。
今年もよろしくな、詩紋」
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新年の四字熟語: 純真無垢
2012年お正月企画
[1:青龍]
[1:白虎]
[1:玄武]
[3:青龍]
[3:朱雀]
[3:白虎]
[3:玄武]
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2012.01.01 筆 02.09 [小説]に移動