あかねちゃん、メリークリスマス！

あなたとクリスマス・デートなんて、
すごくドキドキしちゃうな。

子供みたいで恥ずかしいけど、
ボク、今日あなたと会うのが楽しみすぎて、
昨夜はよく眠れなかったんだ。
うとうとするたびに変な夢を見て、
それで飛び起きると、かえって眼が冴えちゃって。

え？　あかねちゃんもなの？
ふふっ、ボクたち、寝不足同士だね。
おかしな所で気が合っちゃったけど、それでも何だかうれしいな。
だって、あなたもボクと会うのを
同じように楽しみにしていてくれたってことだもの。

違うの……？
………ゴメン。ボク、勝手なことを言っちゃって……。

え？　あなたの方が、ボクよりずっとずっと楽しみにしていた？
……って、ええと……ええと……ズルいよ、あかねちゃん。
ボクの方があなたよりものすごくたくさん楽しみにしていたのに。

って……ははははは……。
ああ、おかしいね。
こんなことで張り合うなんて、やっぱりボクたち、子供みたい。

ううん、あなたはそのままでいて。
あなたは子供っぽいんじゃない。とても真っ直ぐなんだ。

そんなあなたに、ボクは勇気をもらってきた。
今ボクが前を向いて進めるのは、
あかねちゃん、あなたのおかげなんだよ。

だから、あなたとクリスマスを一緒に過ごすことができて、
ボクは本当に幸せだって思ってる。
今日は一生懸命あなたをエスコートするね。

大好きだよ……あかねちゃん。